ゼロから始める王様の詰まし方講座 第3回「飛車を使った詰み」

将棋の最強兵器
「飛車」を活かした
王様の詰まし方と、
飛車特有の手筋を要約します。

飛車は
縦横に何マスでも進める機動力を持ち、
離れた場所からでも
王手をかけたり
味方を支援したりできる
非常に強力な駒です。

1. 飛車の特徴と基本ルール

飛車は縦と横に障害物がない限り
どこまでも進めます。

ただし、以下の点に注意が必要です。

飛び越え不可

味方や敵の駒を飛び越えて
進むことはできません。

駒をどかして利きを通す

飛車の進路上にある
味方の駒を動かすことで、
遠くの地点まで
攻撃範囲(利き)を広げることができます。

斜めが弱点

金や銀とは異なり、
斜め方向には全く動けないため、
接近戦では注意が必要です。

2. 飛車を使った詰みのパターン

飛車はその長い射程を活かして、
王様の逃げ道を
一気に塞ぐことができます。

横からの王手

飛車は横方向に
2マス以上攻撃できる唯一の駒です。

王様が
横に広い場所に逃げようとするのを
食い止める際に重宝します。

離れた場所からの支援

飛車が遠くから効いていることで、
王様の目の前に打った金
(頭金)などを守ることができます。

支えの駒は
必ずしも
王様のすぐ後ろにいる必要はありません。

開き王手(あきおうて)

飛車の利きを
遮っている味方の駒を動かして
王手をかける手法です。

特に、
動かした駒で
別の逃げ道を塞ぐことができれば、
一撃で詰ませる強力な一手となります。

3. 飛び道具への防御策:「合駒」(あいごま)

飛車のように
離れた場所から王手をかける
「飛び道具」に対しては、
特有の受け方があります。

合駒

王様と飛び道具の間の
スペースに駒を打ち込み、
利きを遮ることで
王手を解除することです。

無駄合い

合駒をしても
すぐに取られてしまい、
局面が変わらない
(単に手数だけが伸びる)場合は
「無駄合い」と呼ばれ、
詰将棋のルール上は
合駒をしないものとみなします。
(相駒せずの詰み)

学習のポイント

連携を確認する

飛車を遠くに打つと、
王様に近づかれた際に
自分の駒(歩など)との連携が取れず、
あっさり取られてしまうことがあります。

駒同士が
互いに守り合っているか確認しましょう。

王様を端や下段へ

飛車で王様を端に追い詰めると、
長い利きで退路を断ちやすくなり、
非常に詰ましやすくなります。

飛車の圧倒的な機動力を使いこなし、
相手の王様を逃がさない
「網」を張る感覚を磨きましょう。

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