歩の拠点に駒を打ち込まれた時どうしてますか?

歩の拠点
(相手の歩が自分の陣地深くまで進んでいる状態)
を巡る攻防の鉄則を要約します。

将棋の駒の約半分を占める
「歩」を使いこなし、
相手の打ち込みに対して
正しく対処することは、
勝率に直結する重要なスキルです。

1. 鉄則:歩の前の駒を安易に「取る」のはNG

相手が歩の拠点の上に
銀などの駒を打ち込んできた際、
最もやってはいけないのが
その駒を「取る」ことです。

と金(ときん)を許す

取ってしまうと、
相手の歩が前進して
「と金」ができてしまいます。

相手は最も価値の低い歩を、
金と同じ価値の駒に
昇格させたことになり、
実質的に金銀を1枚損したのと
同じ計算になります。

自陣が薄くなる

駒を取ることで
自分の守り駒が移動し、
陣形がバラバラになってしまいます。

相手の王様の形は変わらないのに
自分だけが薄くなるため、
攻めが早まる原因となります。

2. 正しい対処法:受けるか、手抜くか

相手の打ち込みに対しては、
以下の2つの選択肢が
ほぼ正解となります。

「歩には歩」で対抗

相手の駒の前に
自分の歩を打って対抗します。
(「角には角」と同じような受けの手筋)

これにより、
相手に効率的な攻めをさせず、
盤面を整理できます。

放置して攻め合う(手抜き)

自玉がすぐに詰まない場合は、
相手の打ち込みを無視して
攻め合いに転じます。

相手が重たい攻め
(何度も駒を打ち込む等)
をしている隙に、
より早い攻めを繰り出すことで
勝利に繋がります。

3. 実戦で役立つ判断ポイント

逃げ道の有無

相手の打ち込みに対して、
自分の玉に広い逃げ道がある場合は、
無理に受ける必要はありません。

穴熊(あなぐま)への拠点

穴熊のような狭い囲いにおいて、
歩の拠点を作られるのは致命的です。

逃げ場所が少ないため、
拠点を利用した攻めは
非常に強力になります。

遊び駒にする

相手の銀などの駒を放置し、
そこに使わせたままにしておくことで、
相手は実質的に
「駒落ち(戦力不足)」
の状態で戦うことになります。

まとめ:負けないための知識

① 拠点の上に打ち込まれた駒を取らない

②「歩には歩」
で形を整えるか、
「手抜き」で攻め勝つ

③ 相手の攻めが
「遅い(重い)」か
「早い」かを見極め、
自分の王様の安全度を正しく判断する

これらの考え方を身につけることで、
終盤の粘り強さが格段に向上し、
不本意な逆転負けを減らすことができます。

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