ゼロから始める王様の詰まし方講座 第5回「桂馬を使った詰み」

独特な動きを持つ
「桂馬」の特性と
王様の詰まし方を要約します。

桂馬は将棋の中で唯一、
他の駒を飛び越えて進むことができる
トリッキーな駒です。

その強みを活かせば、
鉄壁の守りをすり抜けて
王様を仕留めることができます。

1. 桂馬(けいま)の動きと特徴

桂馬は、
1マス前方の左右斜め前
(チェスのナイトに近い動き)
にジャンプするように進みます。

これを「桂を跳ねる」と言います。

飛び越え可能

進路上に
味方や敵の駒がいても、
それを飛び越えて移動できる
唯一の駒です。

弱点は「系統」(けいとう)

角と同様、
真ん前1マスには動けません。

また、
一度前に進むと
元の位置に戻ることができないため、
無計画に跳ねると
「桂馬の高跳び歩の餌食」
という格言通り、
あっさり取られてしまいます。

2. 桂馬を使った詰みのパターン

桂馬は離れた場所から攻撃できるため、
守備駒を無視して王様を狙い撃ちできます。

吊るし桂(桂吊るし)

王様の周囲が
金などで固められていても、
それらを飛び越えて
直接王手をかけ、
逃げ場をなくして詰ませる形です。

隙間を突く一撃

系統が弱点である敵駒
(角や桂馬自身など)
の真ん前に桂馬を打つことで、
取られることなく王手をかけ、
周囲の逃げ道を封じて
詰ませることができます。

ピン留めを利用した詰み

相手の歩が
自分の角などに睨まれて動けない
(ピンされている)状態を利用し、
その歩の前に桂馬を打って
詰ませる高等テクニックもあります。

3. 実践での桂馬の活用法

強力な「両取り」

飛車と角、金と銀など、
価値の高い駒を同時に狙う
「両取り」
に非常に重宝します。

相手はこの攻撃を
同時に防ぐのが難しいため、
大きな戦果を期待できます。

慎重な運用

桂馬を跳ねる際は、
その場所(系統)を歩で攻められないか、
事前に十分な安全を確保しましょう。

一度跳ねると戻れないため、
攻めが空振りした際のリスクが
非常に高い駒です。

学習のポイント

「戻れない」ことを忘れない

桂馬の攻撃は強力ですが、
一歩通行の攻撃であることを意識し、
とどめの一撃や
確実な駒得ができる場面で使いましょう。

「ジャンプ」で守りを無効化

相手が金銀で
がっちり守っているときこそ、
桂馬のジャンプで
その守りを
ごぼう抜きにするチャンスです。

桂馬のトリッキーな動きをマスターし、
相手の意表を突く
華やかな詰みを目指しましょう。

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